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新しい斧 [道具]

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先日ヤフオクで手に入れた斧を楽しみに帰って来たけど、手にした感じは焚き付けを作るにはちょうどいい感じで、バランスも良い感じ。でも古いものだと思っていたけど、それはちょっと微妙な感じで判断が難しい。

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銘は國光だと思うけど、微妙に「光」の形が違うし、タガネで刻んだ銘か確実な判断ができない。あるいは刻印のようにも見える。左右に刻まれた3本、4本の筋は刻印用タガネで入れた感じだ。
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よく見るとたぶん登録商標と打込んであるような刻印も見える。もっとも登録商標の制度ができたのは明治17年なので、これはそれ以降のものであることは間違いないし、刻印用のタガネが土佐で一般的になったのは大正の中頃からというので、この斧はそれ以降のものだろう。とすると初代國光のものではなさそうだ。
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ちょっと残念なのは斧の背が一部欠けていることだけど、西洋ハガネが一般的になっている大正時代にハガネを包んだ鉄に和鉄を使っていることがあるのか、寄せ集めた農具などを再利用して作ったのか(これはけっこう一般的だったらしい)、いろいろ想像している。
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刃は少しやすってみたら、意外と柔らかめ。これは以前手に入れた土佐モノも同じだった。面白いのは以前手に入れた斧は柔らかく感じて砥石やヤスリの食いつきが良くて研ぎやすいのに、刃こぼれはしないし、切れる状態がものすごく長く続いてあまり研ぎを必要としない。この小型の斧もそれと同じなのかはまだわからないけど、昔の斧は不思議な感じだ。

これが現代の西洋斧だと、同じようによく切れるけど一日使ったら間違いなく細かな刃こぼれはあるし、研ぎが必要になる。たぶん刃先の焼き入れが違うのだろう。ともあれ、この新しい斧も時間を見てしっかり研いでみようと思う。
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H.O

物語や職人を感じますね。とても興味深い話をありがとうございます。いいですね~このようなお話は。^^

私も自分の持っているライカのI型やIIIaは戦前モデルですから、もしかしたら戦争の光景を捉えてきたことがあるのか?と考え深かったりします。戦争は反対ですが、時代が動いている時を通り抜けてきたというのは凄いな~と。しかも時代を記録するものでしたし・・・

話が飛びますが、一枚目の写真は川越さんの腕でしょうか?とても「男」を感じてしまいました。いえ、私はノーマルです(爆)
by H.O (2016-01-17 13:58) 

川越

>H.Oさま、いつもコメントありがとうございます。こういうのは銘があっても登録商標のときに取られたりもしたらしいです。でも歴史を振り返っていろいろ想像するのは、答えは出ないんですけど面白いですね。少なくともかるく50年以上は昔のものですし。

写真のウデは自分のです。そうですか?写真で見るとなんだか寸詰まりでかっこ悪く見えますが。っていうか、そんなこと考えたことがなかったなぁ。どうもありがとうございます。照れる。(^^;
by 川越 (2016-01-17 18:09) 

voyagers-x


おはようございます!!
形状と大きさ、日常ですごく使いやすそうな外観ですね
かなり年季が入ってる感じ
道具って年季が入ってるものは、やっぱり使いやすいということですよね。道具に真っ先に求めれるのは使いやすさですものね


by voyagers-x (2016-01-18 09:34) 

川越

>voyagers-x さま
この斧、最初は形と大きさに興味を持って、その後刻まれた銘につられて買ってしまったんですが、バッタモンでした。ちょっと研いだ感じは柔らかめなんですが、刃が付かない感じもあるんで、ハガネが入っていない筋金入りの偽物かもしれません。自分のようなにわか刃物好きがダマされるんじゃないかと思います。授業料ですね〜。(^^;
by 川越 (2016-01-18 10:09) 

やっ

日本刀の技術というか鍛冶の技が正しいかな? は世界的に観ても突出していると聞いたことが有ります。

斧も日本刀に近いモノだと思ういますが、男子にとっては使うだけではなく、こうしてメンテしている時なども楽しいんですよねぇ。
by やっ (2016-01-21 10:15) 

川越

>やっさん
刀鍛冶は特別でしょうね。たたら製法で作られた玉鋼はとても扱い難いものらしいです。刀については全く知識がないので、何とも言えませんが、鍛冶屋の技術もとんでもないと思いますね。こういうのは日本人ならではのものだと思います。

斧や鋸はメンテナンスというのは研ぎと目立てくらいで単純ですが、斧の研ぎはいい加減でも大丈夫なので自分にもできます。でもノコギリは想像もできないですね。薄い板状の道具ですから、その板の残留応力を叩いたり、板に傷を付けてテンションを切ったり、もろもろの変形を修正する技術はどうなっているんだろうと思います。歯先を研ぐだけなら慣れればできるように思いますけどね〜。
by 川越 (2016-01-21 12:46) 

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