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あちゃ〜 (^^; [道具]

先日手に入れた斧、刻印や材質に気持ちが奪われていて単純なことに気が付かなかったけど、ふっと重大なことに気が付いた。というのは、この斧には左右の筋が両方とも4本づつある。これはあり得ない。

以前どこかでこの線を7本入れられるのは、七代以上続いた鍛治師しか刻むことのできないという記述を読んだけど、それ以外にも魔除けのために彫刻するもので、それが8本というのは聞いたことがない。まだ未熟な鍛冶屋の場合は「7つ目を入れて師匠に見せ、ダメだったら裏の3本線に斜めに1本線を入れられたり(あわせると8本)、均等に入れている3本線のうち1本を長くされた6本だったりしたらしい。
24147.jpg

まさにこの「ダメだし」印の付いた斧がヤフオクにあったので写真を拝借(^^;

ただちゃんとした土佐ものならば、右に4本、左に3本がほぼ例外のない決まりだし、これは三本線の方をミキといい御酒(みき)を現し、4本ほうがヨキで五穀のこととされる。

こうした刻みを入れた斧を、木を伐る前に木にもたせかけて拝む。本来ならお酒や五穀をお供えするが、山の中なのでこういう形で斧の刃のところに彫ったといわれている。そうした山に入る人の習わしなので違えることはない。ということでこの斧は國光ということはありえないので、バッタモン。あ〜、やってもうたって感じ。

あとは割り切って、使ってみてどうかってことだけど、これは焚き付けを割っている程度だとよくわからないので、機会を見てちょっと木を切ってみようと思う。それで良い感じならいいんだけど、バッタモンだとあまり期待はできないかなぁ。

でもダメなものと言う先入観があると研ぎも気持ちが入らなくなるので、その点はしっかりやって検証しなければ。
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コメント 6

minton

そんなルールがあるんですね。
感心しました。
でも手元に届いたものは縁があってきているのだから、大事にしたいですよね。
by minton (2016-01-18 15:55) 

川越

> mintonさま
そうなんですよ。あまりに当たり前すぎて気が付きませんでしたが、ちょっと残念です。今日は研いでみましたが、まだ試し切りはしていません。それなりに刃が付いたので台上だとは思うのですが・・・。とりあえずは小さい斧なので、焚き付けようには問題がないと思いますので、このまま使うつもりでいます。
by 川越 (2016-01-18 18:02) 

voyagers-x


おはようございます!!
凄いですね
そんな儀式のような作法の様な刻印とでもいうのでしょうか、斧には印をつけているのですね
奥が深いですね

by voyagers-x (2016-01-19 09:05) 

川越

>voyagers-xさま
こういうのは古い時代の名残りですから、山の神様も信じられていたでしょうし、今とは頭の中が全然違いますね。でもそんな言われを知るのも楽しいです。今回は失敗しました。(^^;
by 川越 (2016-01-19 10:13) 

NeoN

そんなルール、しきたりがあるのですか。
全然知らない世界ですが、面白いものですね。
収集欲をそそられる話です。

by NeoN (2016-01-20 13:38) 

川越

>NeoNさま
最近は大工道具のコレクターが凄く増えているようです。全然知らなかったんですが、鉋の刃だけを作った人の銘をあてに探すとか、砥石を集めるとか、色々あるようです。本来は使う人のためのものなんですが、使わずに集める人のために価格が上がるのも困ったもんだと言う意見もあるようです。でもコレクターの気持ちもわからないでもないですね。刃物は魅力的ですが、その後ろにある制作者や素材のストーリーも興味深いです。
by 川越 (2016-01-20 14:37) 

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