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金床の修正と鋸の目立て [道具]

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田舎にいると鎌やスコップの曲がりを直したり鋸の目立てなど、何かと金床を使う機会がある。しっかりした金床が欲しいと思っているけど、本格的なものはちょっと手が出ないので今は拾ってきたH鋼を使っている。

このH鋼、以前の所有者もだいぶ使い込んだようで表面が傷だらけ。おまけに縁も大小の欠けや傷で直線がない。昨日鋸のアサリだしをするときにも、どこに置けば鋸の歯に当たるのかが分かりづらく、作業がいちいち停滞した。2年も雨ざらしだったので仕方がないけど、錆を落として少しだけ光った部分が出るまでに、合成砥石の荒い目のものを2本潰してやっとこれだけだ。

なので今朝は平ヤスリを手にゴシゴシゴシゴシと1時間あまりこすり、なんとか写真手前の短辺の直線を出して角を磨いた。長辺(写真左側)も頑張ったけど、まだ傷だらけで先は長い。でもこれでアサリだしはできるようになったので、あとは平面が中心に出せればいいけど、作業を考えると気が遠くなりそう。

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昨日の鋸も今日は再度手を入れて、まずは錆を取ってもう一度目立てのやり直し。ところが錆を落とすと今まで見られなかった板の修正の傷跡が出てきた。その場所はまさしく自分が手こずっていた場所で、「やっぱりここが狂っているんだ」と納得。

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それにこの土佐の鋸はそれほど古いものじゃないと思っていたけど、銘の上に「特鋼」とあるのがわかった。この時代(明治中期?)だと玉鋼から輸入鋼に変わる頃だろうから、「特鋼」なら多分輸入鋼の意味だろう。もう一つの土佐ものの鋸はおそらく玉鋼だと思うけど、そんな違いを想像するのも楽しい。

ところで目立てとアサリだしをやり直したら、嘘のように切れ味が鋭くなって、すっかり愛着が湧いてきた。おそらく普通の鋸を窓付き鋸に切り直したものだし、手に入れた時はサビや歯の状態が悪いので手放そうかと思っていたけど、このまま使い込むことになりそうだ。
タグ: 金床 目立て
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monopod

砥石を平に研ぐことはたまにありますが、なんと鉄床とは、絶句!!!!
素人ができることじゃないですよ。
体力と道具と技術と、、、、何より根性が必要!
まいったぁ~m(_ _)m
by monopod (2016-05-30 23:35) 

川越

> monopodさま、おはようございます。
砥石の面だしもなかなか大変ですよね。うちにはストレートエッジがないのですり合わせでやりますが、数が多いので結構大変です。最近は概ね出してあるのでそれほど時間はかかりませんが。でも平面は気にし始めるとシビアな世界ですから大変ですよね。我が家では普段は包丁とナイフくらいなんでいい加減ですが、鉋やのみを研ぐ人は本当にすごいなぁと思います。金床は平面を出すのはちょっと無理ですね。「なんとなく平かな?」くらいでもできれば、鋸の狂い取りにはいいんですけどね。でも無理はしないでその作業はケヤキの太い材木(築100年以上の古民家から持ち出したもの)があるので、それの平面を鉋で削り出せばいいかなって思ってます。
by 川越 (2016-05-31 07:12) 

minton

なんか職人ぽい!
かっこいいです。
by minton (2016-06-01 00:45) 

川越

> mintonさま、おはようございます。
かっこいいなんでありがとうございます。鋸は目立てをやってくれる人もいなくなりつつありますから、使うなら自分で覚えたいと思っています。せっかく昔のいい道具がまだたくさん残っているので、もったいないですからね。でも難しいです。
by 川越 (2016-06-01 07:29) 

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