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秀常の新しい斧を手に入れた [道具]

長さ.jpg

ヤフオクで70センチほどの新しい斧を手に入れた。重量は1.4キロと軽め(斧頭は970の刻印があるので、970gだと思われる)。古い方は斧頭が小型なので、最初は柄の長さが46センチだったものを、パワーアップのために10センチ伸ばして56センチのものに入れ替えてある。なので小型の割に少し重量が増して1.0キロ(斧頭自体は多分600g程度)。

新しい斧を使った感じは、さすがに400gの違いと柄の長さの差は大きくて、小型のものに比べると伐採はかなり楽。直径10センチ程度の枝なら3回ほどでカットできるし、20センチほどあっても苦労はそれほどない。

斧なんて薪割り用、枝を落としたり焚付けを作る用の2本もあれば十分だけど、少し長めの軽い斧があると便利だし、手持ちの小型の斧がとても切れが良くて刃持ちもいいので、同じものがあればもう1本欲しいと思っていた。

銘.jpg

今回手に入れたのはお気に入りの小型の斧と同じ「秀常」の銘(登録商標)があるもので、少しだけ大きな木を切るための斧。ただし、同じ「秀常」でも作られた時代も作った鍛治も違うようだ。この写真の銘で言えば写真上の銘が今回手に入れたもので、「秀」の文字の撥ねが違っているし、常の字も少し違う。

ひつと断面.jpg

ひつ(斧頭の柄の入る穴)の形は最初に手に入れたものが楕円で、今回のものは前が狭い台形。現在の土佐ものはこのひつ穴が長方形になっているが、昔は台形は長野、楕円はその他の地方で、土佐では長方形だったらしいが、斧の大きさなどで違ったのかもしれない。

帯.jpg

またこの写真でわかるように、土佐ものの印でもある「帯」の深さが違うために、斧の断面にも違いがあり、古いものは帯の部分がくびれている。現在のものの帯は表面だけがヤスリで擦られた形だけのもだが、古いものはしっかりとえぐれている。今回のものもわずかに溝になっているが、この帯のいわれはまだ聞いたことがないのが残念。

守.jpg

今回手に入れた斧には「カドに守」と焼き印が押してある。これが山に守だったら、この斧を卸していた卸屋や道具屋の印ということが多いのだが、角の印は使用者のものなのか、製作者のものなのかわからない。が、一つ上の写真にもカドの一部とも思える線と「亘、寅」などとも読めそうな刻印があるが、判別はできない。秀常の過去の鍛治の名前がわかればいいのだけど、その資料は見つけられないので、これは想像に過ぎない。秀常は現代でも親子で制作を続けているので、いつかは確認してみたいものだ。

ちょっと研いで見た感じはとても固い鋼が使われていて、割り込み(軟鉄に鋼を挟み込む)の仕上げは新しく手に入れたものの方が上手いように思える。しかしどちらの斧もよく切れるのは確かで、秀常のキレの良さは受け継いでいるように思う。あとは刃持ちの良さや研ぎやすだけど、これはもう少し使い込んでからの判断になりそうだ。
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