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道具曼荼羅 [本]

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いつでも欲しい本がいくつかあるが、そのうちの一つ「道具曼荼羅」が手に入った。40年前の発行で当時の値段は3.800円。おいそれと手の出る値段ではなかった。もちろんその当時この本の存在など全く知らなかったことは言うまでもない。

今でもアマゾンや古本市場などで出てくることはあるが、8,000〜10,000円位以上の値段が付いていることが普通で、なかなか手が出せないでいたが、運良く表紙に軽く痛みがあるということで、1,700円で手に入れることができた。本の内容はいわゆる手道具、大工道具の写真とその道具に関わる文章がついになっている。

過去の名作と呼ばれるものが多いが、大事に使われて消耗し、消えていく道具たちの物語は興味のない人でもつい引き込まれる魅力を秘めているように思う。以下にいくつか出ている玄翁のうち、一部の文章を抜粋してみる。
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頭の重さと柄のバランス。これがゲンノウの生命だともいう。鍛治は柄の穴あけに秘術を練り、大工は自分の体にあった柄の握りの形、太さ、長さなどを工夫する。他人のゲンノウでは仕事ができない。今日でいう人間工学。人と道具の、きびしく、また微妙な関係がじつは最も原始的で、最もかんたんなゲンノウの中で永い歴史をかけて追い求められているのである。
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まあ、よくあるウンチク物と捉えてもいいかもしれない。シリーズとして、続道具曼荼羅、新道具曼荼羅なども同様の内容で、どれから読んでも楽しめる。
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コメント 6

micro

TVで一度奈良の宮大工の内情を見ましたが、新入りは毎日仕事が済むとカンナを研いでいました
仕事は恐らく掃除と整理などしかさせて貰えないと思います
最近の大工は替刃の鋸しか使っていないと思います
本当の職人は良い道具を長く使うと思います。

by micro (2016-09-04 15:55) 

川越

>microさま
最近は大工に刃物の研ぎを頼むと「大工がそんなことできるか」なんて言われることもあるそうですが、「刃物が研げない大工は大工にあらず」という言葉を地でいく大工さんもまだ残っているようです。

こんな時代ですから、余計に自分が使う道具を自分で仕上げることができる大工さんが求められる場もあるでしょうね。残念ながら一般的ではないと思いますが。でも自分は趣味の世界ですから、やっぱり手間暇かけて楽しみたいです。

ブログで知った工務店では、新人さんには研ぎをしっかりやってもらうようですが、やはり何ヶ月経ってもうまく研ぐことができずに辞めていく人もいると聞きました。

自分の道具を仕事に使う環境では、刃物が研げないことにはできる仕事も限られてしまうので、仕方のないことかもしれません。電動工具を使えば済む話ではありますが、こういうのはその工務店の姿勢次第でしょうね。
by 川越 (2016-09-04 18:12) 

voyagers-x

おはようございます ! !
道具を写真などで見てると欲しくなります
実際に手にするとどうしても必要ではなかったかなと後悔することもあります ^^;
いわゆる衝動買いですね
うーん、道具の写真、見ると危険に感じます ^^;


by voyagers-x (2016-09-05 10:10) 

川越

> voyagers-xさま
そうですね〜、金属物はカメラもそうですけど、写真を見ていると欲しくなりますよね。無駄遣いをなくすには、ネットを見ない、雑誌を見ない、同好の士と会わない、に尽きるかも。(^^;
by 川越 (2016-09-05 10:22) 

monopod

僕も欲しい古書(専門書)があるんですが、1万円以上なので指を咥えています(^◇^;)
この手の本は、発行自体が少ないので貴重ですね。
by monopod (2016-09-06 12:15) 

川越

>monopodさま、こんにちは。
古書は出会いのタイミングが大事ですよね。数が少ないので出た時に手に入れるのが基本なんですが、それができれば苦労がないって感じです。(^^;自分もしょっちゅう手が出なくて唸ってます。
by 川越 (2016-09-06 12:46) 

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