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秋山紀行 現代口語訳 [本]

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「秋山紀行」は数年前にこの地に引っ越すことが決まった頃から気になっていた本だった。古本はその時によって価格がかなり変動することがあって、なかなか手が出なかったのだが、やっと手頃な値段で手にすることができた。

「江戸文政年間、越後塩沢の文人・鈴木牧之が、秋山郷において今日の民俗学的調査法で聞き取りを行い、衣食住、方言、信仰などの風俗習慣や村落構成、自然景観について書き残した、日本で最初のフィールドワークを現代語に訳す」。とアマゾンにある。

190年ほど前の秋山郷の記録となれば、以前紹介した「山と漁師と焼畑の谷」の秋山郷についての記述のさらに昔の記録になるのだろう。本人のものとしては「北越雪譜」があり、こちらも一緒に読むことで雪国の暮らしがよりリアルに想像できるかもしれない。

オリジナルは古典なので読めないため、現代口語訳を選んだが、手にした本自体は信州大学付属中学の創立50周年記念のために、郷土信濃の豊富な資料や伝承などの古典を読みやすくしたものだ。

おかげで内容もわかりやすく、当時の人々の暮らし、そして考え方までもが作者である鈴木牧之と共に旅をして伝わるような表現でつづられている。それにしても当時の暮らしぶりは今では想像もできないほど質素というか、家も家具も服も道具も、それこそ何もない。それでいて人間性は今よりもはるかに優れているように感じるのは皮肉なものだ。

秋山郷には好きな温泉もあり、何度か行ったことがあるが、本の内容を頭に入れて再度訪れてみたいものだ。しかし何も知識がなければ気にならないことも、本の内容を知った今ではあまりの変化に戸惑ってしまう恐れは十二分にありそうだ。
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コメント 4

minton

秋山郷にひさしぶりに行きたくなりました。
こういう歴史を紐解いて出向くとまた感動が多いのだろうと思います。
by minton (2017-02-17 00:18) 

川越

>mintonさま、おはようございます。
どこに行くにも同じだとは思いますが、私は事前にその場所のことを調べてから行くということがなかなかできないのですが、秋山郷なら近いので足を何度も伸ばせます。でも今は観光地になっているので、世界遺産前とも全然違う雰囲気なんだろうなぁ。
by 川越 (2017-02-17 06:24) 

minton

秋山紀行が数日前に長野県の地元テレビで特集されていました。
実にタイムリーですね。
秋山郷の川の中の露天風呂、ひさしぶりに入ってみたくなりました。
by minton (2017-02-21 10:56) 

川越

>mintonさま
そうなんですか、うちにはテレビがないのでそういうのは残念です。川の中の温泉といったら「切明」でしょうか?河原を自分で掘ってお湯に浸かるのは珍しいですよね。

近くにある和山温泉の仁成館が気に入っていたんですが、宿はもう宿泊できなくなっていると聞くので残念です。ちょっとぬるめですが、とてもいい温泉でした。被害えりでは入れるのか、以前は庭先でキャンプしてもいいなんて言われました。
by 川越 (2017-02-21 14:32) 

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