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天然砥石に迷う [道具]

奥殿天井巣板.jpg

刃物好きが高じて、海外のナイフや国内の刃物をいくつか使っていて、当然それらの刃物を研ぐために、これまた海外や国内の砥石がそれなりに手元にある。

まぁ綺麗な四角で肉厚のある砥石は高いので、もっぱらクズみたいな10センチほどの小さい砥石を手に入れている。というか、それしか手に入れられないんだけど(^^;

それはそれで身分相応で仕方ないけど、最近手に入れた砥石は京都の仕上げ砥石として有名な「奥殿の巣板」と区分けされるもの。安いので小さくて形はいびつだし傷はもちろん、筋も穴もあって流通する砥石としての価値はとても低いもの。

だけどこの砥石、今まで使っていた仕上げ砥石よりも繊細な刃が付けられる。それはいいことでもあるけど、今まで仕上げで使っていた砥石が「あれっ、こんなもんだっけ?」と感じてしまうし、実際切れ味がはっきり違い、「う〜ん」と唸っている。

例えばこれまで産毛を剃ると「プンッ」とか「ブツッ」と切れて産毛がピンピンと飛んでいたのに、さらに繊細な刃が付くと、今までよりも抵抗なく切れ込んでいるのか毛が音もなくはらりと落ちる。でもかみそりの切れ味はさらに上をいくはず。研ぎの道は果てしないかも。
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包丁が届いた [道具]

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5月に自分の誕生祝いに相棒が買ってくれた包丁が届いた。一つづつ手打ちで作った刃物なので時間がかかるのは全然気にならないけど、手元に来るまではやっぱり待ち遠しい。

この和包丁は片刃で作りは出刃包丁などと同じ。大きさは刃渡り135ミリで果物ナイフ程度。でも果物ナイフよりもずっと肉厚で、重量感もある。

初めての本格的な和包丁なので細かく作りや仕上げを見ていると、仕上げ方や研ぎ方などいろいろなことに気がつく。今までは考えもしなかったことが見えてきて、包丁研ぎのいいヒントになってくれる。

まっ、刃物はそんなウンチクよりも使ってナンボなので、この包丁も小さくなるまで大事にこき使いたいと思う。とりあえずはイワナを釣ってさばいてみようかな。
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新しい砥石・(追加・5月21日) [道具]

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最近また砥石を買った。というのも、シェフから預かった2本の包丁がいいものなんだけど、あまり大きな声ではいえないけど、とにかく今までの研ぎ方が酷くて、片刃の和式包丁なのに裏が平面になっていないうえに、部分的に微妙に両刃になっている。

もちろん刃線が直線になっていなくて左右に波打っているし、顎と切っ先は曲がっている。先日は6時間も大きな荒砥でゴシゴシやったけど、まだ刃先が直線にならない。概ね形は整えたけど、まだ微調整が必要で新しい砥石が欲しくなったわけ。

この砥石はビトリファイド製法のいわゆるセラミック砥石で、「研承(けんしょう)シリーズ」という荒砥から仕上砥までのシリーズの荒砥石で、特に研磨力を重視して素早い刃付が可能な「斬(ざん)#400」というもの。

荒砥石の場合、刃物がよく削れてくれるのはいいけど、砥石の方もすぐに平面が崩れてしまうものが多い。でもこの「研承シリーズ」は、研削力はあるのに砥石の面が狂いにくいらしい。それが魅力で手に入れたけど、使ってみると確かに変形が少ないようだ。

これまでだと、例えば「刃の黒幕」シリーズだと研削力は強いけど、「えっ、もうこんなに変形しているの?」っていうくらい砥石が削れるのが早い。でも「研承400」は結構厚みもあるし、確かに変形が少なく面が崩れてもわかりやすい。砥泥が少な目なのが影響しているのかもしれない。

また刃物を滑らせると黒い跡がはっきりつくので、刃物のどこが削れているのか判断しやすいのもいい。荒砥の割に傷が浅いのも仕上げが早くなり嬉しいところ。特別安いとはいえないけど高いわけじゃないし、もう少し番手が上の#1000も、今使っている別のブランドの砥石がなくなったら使ってみよう。


使用感の追加
この砥石、何度か使っているうちに良さがわかってきました。現時点で自分の未熟な知識と技術を前提にした場合、一番のメリットは研削力がありながら、砥面の狂いが少ないので刃先の正確な形が作りやすいこと。注意するのは研削力があるので削りすぎないこと。

荒砥はどうしても研削力に目が行きがちだけど、中砥、仕上げ砥と進んで刃先を整えるときに、一番大事なのは荒砥で正確な刃先の形ができていることだと思う。

荒砥で正確な刃先ができていないのを、中砥や仕上げ砥で形を修正することはできなくはないにしても手間がかかりすぎるし、砥石も減るのでもったいない。

この砥石は短時間で正確で微妙な刃先を形作る作業にはとても使いやすく、優れた砥石だと思う。他にもこんな砥石があるのかもしれないけど、経験も少ない早い時期にいい砥石に巡り会えたと思う。
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荒砥石 [道具]

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趣味の刃物研ぎも好きでやっているうちはいいけど、近所のばあちゃんが持ってくる包丁や、仕事で使う刃物の研ぎとなるとちょっと荷が重くなってくる。何より困るのが、自分の刃物ならどんな形状になっているのかわかっているけど、他人の刃物は研いで見るまで刃物の癖がわからないこと。

曲がっていたり、肉厚がおかしかったりはまぁしょうがない。できる限り対処する。でも研ぎ方がめちゃくちゃで刃線が波打っていると、これはかなり手間がかかる。多分仕事で研いでいる人はそれなりに対応の仕方がわかっているんだろうけど、自分は素人の悲しさでとりあえず面を面とする作業から始まる。

ところがこれが結構大変。そこで大きな荒砥石を手に入れることにした。一番左は裏表で番手の違う砥石が貼り合わせてあったけど、黒い方がなくなってしまったもの。真ん中が黒い方は残っているけど、緑の方がかなり減ってしまったもの。そして右が今回手に入れた大きなもの。これなら研ぎの能率も上がるし、長持ちしてくれるだろう。
タグ:砥石
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バースディプレゼント [道具]

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今年も早5月になった。5月といえば自分の誕生日で、今年も相棒がプレゼントをくれるという。早速包丁などの刃物を研ぐようになってからいつも頭の片隅にあった、中屋平治のイカ割き包丁をお願いした。

「中屋平治」は、茨城県水戸市にある刃物屋さん。屋号の「中屋」が表すように、元は福島県の白河より鋸鍛冶として水戸へ来て、現在は5代目が刃物屋を継いでいる。ノコギリももちろん手打ちで作っているが、今回は手打ちの本鍛造の片刃包丁をお願いした。釣り好きにもかかわらず、実はうちには魚をさばくための片刃包丁が一丁もなかったのだ。

出来上がりは2ヶ月先になりそうだけど、今から楽しみ。でも片刃の包丁は今まで研いだことがほとんどないので、練習しなければ。
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京都の天然砥石 奥殿本巣板羽二重 [道具]

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今日、ヤフオクで入札した奥殿(おくど)本巣板羽二重という京都の砥石が手元に届いた。例によって1,000円程度で手に入れた厚さが6ミリもない小さいもので、普通はクズ扱いで商品にならないもの。でもこの模様、カラスとは違うのかな?よくわかりません。

ところでこの砥石、かなり研削力が高いのに粒子が細かくて微細な刃がつく。それに硬くて平面の維持力が高く、刃先が正確に出せるし研ぎながら何度も平面の修正をしなくても済むのが嬉しい。それにこれだけ硬いと6ミリとはいえ、使い切るまで4〜5年は楽しめそうだ。

一般的には研削力が強いのは粒子が粗いからよく削れるわけで、その場合は微細な刃先は仕上げ砥石でつけなければならないけど、この小さな砥石はよく削れるのに、仕上げ砥石のような刃先になるかなり珍しいタイプ。

砥泥はほとんど出ないのに水の中に刃物の粉末が混ざって見えてくる。他の砥石との顕著な違いは、研いでいると削れた金属の微細な黒い粉がすぐに酸化して茶色に変色するところ。上の写真でも砥石の下の方に溜まっているところはまだ黒いのに、上の方の薄い層になっている微細な研ぎ粉はカメラを持つ間に茶色くなっている。

昔から奥殿の巣板は最上の評価だったらしいけど、その片鱗が見えた感じがする。ただ今のところ鋼、地金にはとてもいいけど、ステンレス系の刃物には最高とは言い切れない感じもある。この辺はもう少し使い込んでみないと判断は難しい。

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砥石自体はあまりに薄いので使いにくいけど、他の砥石のように木の板に貼り付けると木が反ってきて砥石が割れてしまうので、今回は厚さ2.5センチほどの天然の石に貼り付けることにした。これなら反ることもないし、重さもあって安定する。
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カンナの刃でも毛が切れた [道具]

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最近は包丁や切り出しでは、髪の毛を持って断ち切ることができるようになったけど、カンナの刃ではこれまで全く切れなかった。今日は久しぶりに寸八のカンナを研いだついでに試してみたら、思いがけなくあっさり切ることができた。

使った砥石は京都、向ノ地町の赤ピンと呼ばれる当たりの硬いのもので、研いだ鉄の粉が微細なためにしばらくすると錆びて茶色く変色する。

見ての通り、まだ鎬から刃先までの部分も丸刃で、全然面が出ていないし、研ぎムラばかり目立つけど、かろうじて刃先だけは研げているみたい。でもノミやカンナは相変わらず持ち手が決まらずに研ぎが安定しないし、もちろん砥石に立つこともない。早くしっかり研げるようにならないと、刃物を使うことも躊躇しがちなので頑張らねば。
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使わない刃物 [道具]

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最近また少し刃物の話題が出ているので、使わない刃物の紹介を。このナイフというか切り出しというか、小刀(こがたな)といえばいいのか、刃渡は8センチ程度の小さなもの。

この手の道具としては、昨年田舎からもらってきた母の形見の切り出しが2つあるので、あえてこの小さなナイフを使う理由もないし、繊細な刃先というなら切り出しの足元にも及ばない。もちろん髪の毛を断ち切る程度の刃はつく。

実はこの刃物、自分ではやはり「小刀」といいたい。その理由は詳しい人ならわかるけど、波紋が出ているのが見えるかもしれない。材質は玉鋼で、小さくともれっきとした刀鍛冶が鍛えた刃(やいば)であり刀だ。

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「玉鋼だから切れる」なんてことはなくて、切れ味だけなら現代のステンレス系ナイフの方がずっといいと思う。それに研ぎには神経を使う。まっ、ほとんど刃物としては使わないので、刃先を痛めることもなく滅多に研がないんだけど。

刃物コレクションは実用的なものだけ残して手放したのに、こんな非実用的な刃物をなぜ持つのかといえば、恥ずかしながら山に入るときなどの気持ちのよりどころ、お守りのつもりでもあるし、この世には「得体の知れないなにか」がいると思っている自分の、精神的なよりどころというわけ。

ただの刃物でもいいといえばいいんだけど、オートメーションで作られるよりは一つ一つ精魂込めて作られた刃物、できれば日本刀が魂のよりどころとしてはふさわしいけど、さすがに小刀(しょうとう)といえども日本刀はねぇ。見えたら捕まっちゃうし。(^^;
なのでしばらくは秋田の鍛冶屋がマタギのために鍛えたナタを持ち歩いていた。

いっときは折れた日本刀の切っ先でナイフを作ろうと思ったこともあるけど、切断した日本刀には神通力は期待できない気もして諦め、この小刀に落ち着いた。もっとも近くの山にはだいぶ慣れてきたので、最近はこのお守り刀はもっぱら引き出しにしまわれている。
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イノシシ用皮剥包丁 [道具]

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今日は休みだったので、いつも何かとお世話になっているシェフにお礼をしようと、このイノシシ用皮剥包丁(鋼入りの鍛造)に手を入れていた。実は片刄の小さなナイフは少し前にあげたけど、やっぱり片刄だと骨から肉を落とし難いらしい。

小さいもので刃わたりは9センチしかないけど皮を剥ぐには十分で、弧を描く両刃の刃先が使いやすい。まずは皮剥用に刃先を荒砥石で仕上げ、顎の部分(手元の角)の刃を丸くして、指を当てる背や柄に入る部分の角を落とした。

おまけに柄を短くして、代わりに重りをグリップエンドにつけてカウンターバランスとした。見てくれは悪いけど、思いの外良いバランスになった。

ついでに桐の木で鞘を作ってみた。気に入ってくれるといいけど、この刃物でどんどん鹿やイノシシをさばいてもらい、そのおこぼれがもらえたらとの魂胆は見え透いている?(^^;
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砥石(中砥) [道具]

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手持ちの天然中砥


「最近の趣味は?」と聞かれたら、多分「刃物研ぎ」というかもしれない。以前は刃物の平面を出せずにいたけど、その点では少しだけ進歩したようだ。切り出しやカンナやノミは平面が出せればとりあえずは切れるようにはなる。でも基本的に平面がない包丁は今でも難しい。

研ぎの世界も多分「これでいい」という終点はなくて、どこまでいっても「より良い研ぎ」の世界があるのだろう。

不思議なのは、「仕上げ砥」を使う前の「中砥」仕上げでも、以前は全然できなかった、髪の毛を指で1本持って切る程度の刃は付けられること。新聞紙を切れば確かに切れ味は「仕上げ砥」とは微妙に違うけど、鋭利さだけが切れに繋がるわけじゃないみたい。

第一、中砥で研いだ刃先は目で見ても微かな荒れが何箇所か見られる。もしかしたら、その荒れがきっかけとなって髪の毛が切れているのかもしれない。もちろん新聞紙を切ったときに引っかかるほど大きな荒れではないけど。

以前と同じ砥石を使っているのに、鋭利な刃先になるのは実感できるけど、今の状態は多分「仕上げ砥」が使いこなせていないってことなんだろうし、研ぎの手が安定していないってことかもしれない。

いくつかある「仕上げ砥」も、今のところは表面的な仕上がりの違い以外はわからないし、いつか仕上げ砥が使いこなせたら、全く違う感触で切ることができるのかもしれない。
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すり鉢 [道具]

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刃物を研ぐのに直接は関係ないけど、あると便利な道具がすり鉢。これで薄くなった砥石を粉にして、刃物の表面を磨く磨き粉を作れる。幸いうちには京都の砥石山からもったクズの仕上げ砥石の残骸があるので、粉にする材料には困らない。

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何種類かの仕上げ砥石を混ぜて、自分なりの磨き粉ができれば、砥石で消すのは大変な細かな傷もムラも消しやすい。いちいち微細な傷を砥石で仕上げようとすれば時間が果てしなくかかるけど、磨き粉なら5分もあればできるし、何より砥石を減らさずにすむ。

本当はもっと肉厚で天然石でできたすり鉢が欲しかったけど、価格が見合わずに妥協したけど、しょっちゅう使うものでもないので割らないようにすれば用は足りそうだ。

ところで先日からの雪が思いの外多くて、昨日も今日も雪の始末に追われている。今年は楽だとはいえ、一晩で70センチ以上も積もって、日中も同じように降られると1日が雪かきで終わってしまう。まあ雪国の冬は本来こんなもんなんだろう。
タグ:砥石
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砥石が薄くなった [道具]

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いつも使っている人造砥石が薄くなって残りが5ミリくらいになってきた。使い始めて1年くらいになるだろうか。この砥石は中砥と呼ばれる中位の荒さのもので、包丁から大工道具まで何でも使うので減りも早い。まだしばらくは使えるけど、どうもカンナやノミを研ぐのに力が入ると反りが出てしまい、使いにくいので板に貼り付けることにした。

天然砥石もいくつかあるけど、こちらはどちらかといえば仕上げに使うものが多いので、5ミリもあれば5年くらいはまちがいなく使えるはずだけど、そう考えると天然砥石に比べ安い人造砥石も案外と割高な道具かもしれない。

ところでこの砥石、貼り付けるときに表と裏を間違えてしまった。確かめて貼ったはずなのに最近こんなミスが多くて落ち込む。目が悪くなったこともあるけど、注意力が散漫になっているんだろうなあ、とほほ。

タグ:砥石
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また切り出しが張り付いた [道具]

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昨年の11月に初めて切り出しが砥石に張り付いた経験をして、それがうれしくてブログに書いたけど(切り出しが砥石にくっついた!http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2017-11-17)、昨日使ってちょっと切れ止んだ感じがある切り出しの刃先だけ仕上げようと砥石に当てたら、また切り出しが砥石にくっついた。
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2度目なので今度は感激はない代わりに、「ちゃんと平面が出せればくっつくもんなんだ」と納得した。大工道具を研ぎ始めてまだあまり経験もないけど、少し自信が出てきたかも。

でも包丁は未だにうまく研げないどころか、どう研いだらいいのかわからなくなってきている自分がいる。自分の家の包丁だけではどうしたって経験値もなかなか上がらないので、いつになったらうまくなるのやら。
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金槌の柄を付ける [道具]

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今週はすっかりブログの更新をサボってしまった。というのも、自分のGRDが壊れたことは昨年書いたけど、相棒のGRDもいきなり動かなくなってしまい、写真が気軽に撮れなくなってしまったのでした。

で、それとは関係ないけど、今日は長いこと探していた金槌がヤフオクで見つかり(400円!)、それが届いたので柄を付けることにした。ものはそれなりだけど、とりあえずは使えるはず。

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この金槌ちょっと変わった頭の形をしている。というのもこれはノコギリの狂いを取るための道具の一つで、左右の長方形の打面(かまぼこ型)が同じ角度になっている。

なのでノコギリを左手に持ち、金床の上に斜めに置いたときに、この金槌は回転させるだけでノコ板の縦方向と横方向を使い分けて叩くことができる。

柄の入る部分をヤスリで整えて、柄は白橿を小刀を使って形を整え、仕上げにはクルミを潰して油を塗ってみた。狂いの出たノコギリがないので使い心地はまだわからないけど、古いノコは使えば多少なりとも狂いが出るので、そうなったら試してみよう。
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切り出しが砥石にくっついた! [道具]

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今日は切り出しの刃先をもう少しシャープにしようと、仕上げ砥石を幾つか出して髪の毛などを切りながら仕上げていたら、写真のように切り出しが砥石にくっつきました。

昨日もそんな感触があったので、今日はくっつけるつもりで研いだということもありますが、できるのはあと2年くらい先のことだろうと思っていたので、単純に嬉しいです。

これは砥石の面と刃物の面がお互いにピッタリと着いていることの証明で、刃物の平面が出ている証でもあります。砥ぎが少しは上達していると実感できるのは嬉しいです。
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包丁砥ぎ [道具]

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あ〜、窓枠が写って刃先がめちゃくちゃに見える(^^;


ナイフを使い始めて30年以上経つけど、包丁を真面目に研ぎ始めたのはこの半年くらい。一昨日、切り出しと包丁を砥いだときに、切り出しは髪の毛を指先に持って切ることができたので、包丁なら当然できると思っていたのに全然切れなかった。悔しいので今日は刃先だけを再度軽く仕上げてみたら、今度は問題なく切ることができた。

この包丁、昨日は相棒がいきなり「また研いだでしょう!」と言って驚いた。ちょこちょこ研いでいるので気がつかないと思ったけど、今回は刃先の形を微妙に調整したので差が出たようだ。「毎日使っていればわかるよ」なんて言うけど、相棒も結構敏感なところがあるみたい。

でも包丁の場合は刃先を薄くして切れるようにするだけなら簡単だけど、薄くすればすぐに刃先が潰れたり捲れたりするので、使う人やまな板に応じてある程度厚みを残さなければいけないので、そのバランスも難しいし面白いところ。
タグ:砥ぎ
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明日はみぞれになりそう [道具]

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相変わらずシノギ面が平面に揃わない

昨年の初雪は11月24日だった。もちろんいきなり根雪になるなんてことはないけど、そろそろこちらも冬になりそうだ。

ところで最近の(でもないか)趣味の一つが刃物研ぎ。最初はカンナやノミを必要に迫られて研ぎ始めたけど、普段使いの包丁もちゃんと研ぎたくなってきた。

カンナやノミの刃先の平面がうまく出せないので、平面のない両刃の包丁でお茶を濁していたけど、いろいろ研いでいると両刃の包丁研ぎは結構カンナやノミに比べても奥が深いんじゃないかと思い始めた。

多分大工道具の刃物も奥が深いはずだけど、簡単だと思っていた包丁も、軽く切れて、刃持ちがよく、野菜でも肉でも魚でも切った時の抜けがよくて、くっつかないようにするのは思いの外難しい。

そんな感じでネットをさまよっていたら、「髪の毛1本を手で持って刃物で切る」のが切れの判断の一つにあったのでトライしてみた。生えていると産毛でも簡単にピンピンと飛んでいくけど、1本を持って切るのは難しい。

それでもこの切り出しでは指先から1.5センチほど離れた状態でなら切ることができた。包丁はもっと簡単かと思ったけど、指先ギリギリでも毛が動いて切れない。まだまだ切れる包丁には長い道のりのようだ。
タグ:砥ぎ
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切り出しの鞘を作ってみた [道具]

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形見の切り出し、そのままだと持ち出すのに具合が良くないので、適当な木を使って鞘を作ってみた。ちゃんと柄の方も作ろうかと思ったけど金属そのままの刃物もいい感じなので、今回は厚めの皮を貼っただけ。

それでも薄い金属の板とはまた違った感触で、これはこれでいいかも。逆さにしても落ちないようにはしてあるけど、腰に下げるつもりはなくて紐は目印の代わりでかっこだけ。

刃先のしのぎ面はムラムラだけど一応の平面は出ていて、うちにある刃物では一番繊細な切れ味。まっ、切り出しなんで、だからどうしたって感じですけど。
タグ:切り出し
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母の形見 [道具]

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先日東京の用事を済ませた後に、千葉の館山の田舎にある母の住んでいた小屋を見てきた。もう母が亡くなってから20年が過ぎ、この小さな畑と小屋に通うのは7つ上の姉くらい。

その姉もいい歳になってきたので、ここ1年半は手付かずだというから、山の中にある小屋までたどり着けるのか、小屋の中は動物の住処になっているんじゃないかと、心配しながら行ってきた。

畑は予想通り雑草とイノシシのせいでひどい有様。でも意外と小屋の中は荒れていなかった。とはいえ人が入らない家の痛みは早い。壁紙が剥がれ落ち、水を張っていたお風呂も風呂桶が乾燥して隙間ができたので、水が張れない。これを直すにはどうしたらいいんだろう?

ともかく壁紙を張り替えて、なんとかまた人が住めるようにはしたけど、お風呂は問題だなぁ。その帰りに母が盆栽の手入れに使っていた切り出しと、何に使ったのかわからないけどやっとこのような道具を見つけたのでもらってきた。

母の生前は近くに鍛冶屋もあり、切り出しややっとこはそこで作ってもらったものらしい。他にナタや斧もあったけど、これはお風呂が使えるようになればまだまだ働いてもらわねばならないので置いてきた。

鞘のない切り出しは盆栽の先生に特別に分けていただいたものらしく、大事にしているのを生前見せてもらったもらったことがある。どれも錆だらけで、切り出しは先が欠け、やっとこも先端が欠けていたけど、ヤスリで先を揃えたのでまだ使えそうだ。

切り出しは平面が出ていなくて、なかなか思うように刃がつけられないけど、使いながら形を整えつつ刃を付けて行こうと思う。多分この先一生かかっても使いきれないだろう。母の形見は何もなかったので、なんとなく気持ちが落ち着くような気がする。
タグ:切り出し
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急がば回れ [道具]

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最近、夕方の一時を手持ちの刃物を研ぐ時間に当てている(正確には刃物を研がずに砥石を研いでいる)。刃物の研ぎで難しいのは刃先の平面(直線)を出すことだけど、それが思うようにいかない。横方向(刃物の幅)の平面はほぼ出せるのに、縦方向(刃物の厚み)が曲面になってしまう。

その理由は幾つか考えられるけど、基本的には砥石の平面が出せていないこと。長いことこの問題には自分では無理と目を背け、金盤を利用したり、ダイヤモンド砥石を使ったり、共摺りをしたり、安易な方法で逃げてきたが、それは一時しのぎに過ぎない。まともな刃をつけるには道具に頼らずに手でできるようにならなければ。

ところがいくら頑張ったつもりでも、ストレートゲージを当てると平面が出ていない。いい感じになっていても一度刃物を研げば崩れてしまう。なんとかしたいといろいろやってきたけど、ヒントがつかめかけてきた。

砥石の短辺方向は平面が出ているから、長辺方向の崩れを修正すればいいだけなんだけど、それができない。でもあれこれトライ&エラーを続けているうちに出口が見えてくるのは、経験を積み重ねなければ回答も見出せないという、当たり前の事実。「急がば回れ」はここでもセオリーのようだ。でもまだまだ先は長いなぁ。
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ノミを研いでみた [道具]

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これもカンナと一緒にもらった、教材のノミ。鎬面がとにかくメチャククチャに乱れているので、一度に平面にしようと思うとやる気がなくなる。なので使いながら面を出せればと思い、まずは刃先を整えようと思いつつ研いでいる。

最近、刃先はそこそこ付けられるようになったと思ったけど、こうしてアップにしてみるとまだ全然刃先が平面になっていないのがバレバレ。(^^; でも初めて研いだ頃に比べると、少なくとも刃先が少し砥げるようになった気がするのは、自転車が速くなるのと同じような感じで、結構うれしいものがある。
タグ:砥ぎ
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明治以前のイギリスで作られた橋梁鉄・・・の欠片 [道具]

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刃物といえば、日本ではカンナでもノミでもナタでも包丁でも鋼が地金の先についているか、地金に鋼が挟まれている。これが当たり前と思っていると、どうやら地金がある刃物は日本固有のもので、他国ではほとんど全鋼が刃物の基本らしい。

でも刃物が全部鋼でできていると硬くていいかもしれないけど、研ぐのはえらいことになる。金属用のヤスリや動力のあるヤスリを使ってバリバリ研いで行くなら全鋼でも問題はないんだろうけど、日本の大工道具のような繊細な刃物はとても作れないんじゃないだろうか。

ところで鉄といえば錆びると思っていたら、純粋な鉄になるほど錆びないらしい。その理由は未だに解明されていないとはネットで見つけた。考えてみれば鋼は鉄に含まれる炭素(C)の量が1%前後で、その炭素量がわずかに多い方が硬い鋼になるが、炭素は水とも酸素とも結びつきやすわけで、研ぐところから錆びていく鋼はよく目にする光景でもある。

で、鉄を作る場合にコークスを使った現代の高炉製鉄における鉄は、炭をおこして作られた昔の鉄と違ってリンや硫黄などが非常に多くなってしまい、内部から鉄を朽ちさせる。ところが明治以前のイギリスで作られた橋梁鉄は製法の違いから炭素が限りなく少ないらしい。

上の写真はその橋梁鉄の短冊。大きさはおよそ100×25×13ミリくらい。炭素が少ない分柔らかい鉄だ。今回はたまたまネットで見つけて一つ手に入れてみた。何に使うかって?それはまあ・・・考えましょう。(^^;
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金床の成形 [道具]

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今日は時間と気持ちに余裕があるので、前々からやりたかった金床の成形に手をつけた。この金床は以前にもブログに出したことがあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19)、鋸の歯を左右に振り分ける作業や、カンナの刃やノミの刃を細かく叩いて、鋼の部分を伸ばしたいときに使う。

そのときに刃先を当てて叩くには、金床が曲面のほうが刃物の裏に線でなく点で当たるので都合がいい。そこで長四角の短編を1つと、ついでにアサリ出しに使う長い辺の1つ、それに3つの角をトンカントンカンと鍛冶屋の真似事をしてひたすら叩いて曲面を作り上げることにした。
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時間はまあまあかかったけど、素人仕事にしてはそれなりに上手くいった。この金床は見ての通りレールの廃材だけど、一応は古いけど専用の商品。そのためなのか、丁寧にもレール材の焼きなましがしてあるようで、想像以上に柔らかい。

H鋼の金床もあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-05-30)、こちらは叩くとチンチンと叩いた反応もかなり硬い。でも刃物の修正にはカチカチの金床よりも軟鉄の方がいいので、これは嬉しい誤算。

今持っている道具は中古ばかりなので、手入れをするにもこうした作業をすることが多いので、今後も役立ってくれるだろう。早速ノミを一つと小さいカンナの刃を叩いて修正、思いの外上手くやることができた。

金床も台のない金属だけのものよりも、下に木の台があると当たりが柔らかくなって、音も小さいようだ。こうして手をかけていくとカンナやノミはもちろん、金床さえも自分だけの道具になっていく気がして、ますます愛着が湧いてくるのが楽しい。
タグ:金床
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中砥 [道具]

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手持ちの中砥。全部仕上げの前に使う砥石でそれぞれ違いがある。カンナの薄削りなんて無理だけど結構この中砥だけで十分に切れる刃がつけられる。合成の中砥で研いだ後に天然中砥を使うことが多い。左上が天草の備水砥、下の左から岩手の夏屋砥、廃屋から拾ってきた、たぶん会津砥か新潟の五十嵐砥、小さい夏屋砥、会津の白虎砥(上下2本)、丹波青砥。研ぐ刃物のサイズで使う砥石を選んでます

砥石といえば今では職人さんも合成砥石を使うほどよくできているけど、趣味で刃物を使う人やごく一部の職人さんが好んで天然砥石を使っているらしい。

そんな天然砥石といえば仕上げに使う貴重な砥石が有名だけど、最近では大工道具や包丁とともに海外で高い評価がされているようだ。ヨーロッパでも砥石は一部の国で産出されるけど、やはり日本の多種多様の刃物には日本の砥石っていう気持ちがあるのかもしれないし、それほど各種の刃物に応じた砥石があるということなんだろう。

でものめりこめば面白い刃物や砥石だけど、自分のように木工をするわけでもない趣味人は中くらいの荒さの中砥があれば十分と最近わかってきた。もちろん包丁もカンナもほとんどは中砥で仕上げておしまい。手抜きともいうかも?

今は合成砥石の性能がすごくいいので、自分でも合成の中砥は同じものを2枚持っているけど、包丁やカンナ、ノミなどのハガネを研ぐ場合は天然の砥石を使うことがほとんど。合成砥石でももちろん砥げるけど、どうも削る力が強すぎて刃先が美しくない。ってことを言い出すところが趣味人なんだけど。

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ムラが目立って見せられるような研ぎじゃないけど、もらった中学の教材カンナの歯。意外なことにストレートゲージで測ったら、平面が出ていた。最近ちょっとだけ研ぐのが上手くなったみたい(^^)

でも天然砥石は同じ銘柄でも一つづつ違うので、自分の気に入った砥石かどうかは使うまでわからない。それこそ1,000円の砥石が気にいることもあれば、50万の砥石でも気に入らないことがあり得るところが恐ろしい。だからこそのめり込んでしまう気持ちもわからないではない。
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嬉しいプレゼント [道具]

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先日相棒が突然「何か欲しい大工道具とかある?」と聞いてきたので何事かと思ったら、どうやら先月の誕生日に何もなかったので、代わりに欲しいものを買ってくれるということらしい。びっくりして気持ちが変わらないうちにと色々考えたけど、この「夏屋砥」という砥石を買ってもらうことにした。

小さな夏屋砥を持っているけど、この砥石は昔岩手県の夏屋村で採掘されていた中砥が、昭和の時代までごく一部の地域で出回っていたようで、昔は刀剣研磨にも用いられていたらしい。今ではほとんど目にすることがないけど、手持ちの小さな夏屋砥は研ぎやすくて包丁の仕上げにも使えるいいものだった。幸い少し大きなものがヤフオクで出ているのが見つかった。

知名度がないのでライバルもなく落札できたけど、天然砥石は一つづつ違うのでこの砥石も小さいものとは硬さなどがちょっと違うけど、中砥としてはいい感じ。大事に使わせてもうことになった。まっ、一番使うのはうちの包丁なんだけど、時々近所のばあちゃんたちが持ってくる包丁研ぎにも使いやすいはず。
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小さな砥石に台をつける [道具]

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田舎暮らしをしていると大工道具や刃物をよく使う。当然それを研ぐ砥石もよく使うけど、小さな天然砥石を使うことが意外と多い。この写真の小さなカンナの刃を研ぐときもこの小さい石を使う。

この砥石は京都のいい仕上げ砥石が取れる山から3.5キロで1,000円くらいで送ってもらった、商品にならない整形後の端切れのようなもの。名刺よりも少し大きい程度だけど、研ぎやすい仕上げ砥なので包丁やカンナ、ノミの仕上げによく使う。

でも切り屑だけに形も肉厚も整っていないので、手で持って使うしかなかった。そこでとりあえず四角くして、台にはめ込んでみた。これで流しに置いて研ぐことができるし、少しは綺麗に砥げるようになるかもしれない。
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荒物鋸の目立て [道具]

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先日手に入れた本目立てがされていない尺6寸の鋸の目立てを始めてみた。材質は日立金属の黄紙だと思うけど、とにかくヤスリのかかりがいい。力を入れずにザクザク降りてしまう感じで、以前手に入れた同じ土佐ものの玉鋼を使った鋸のような感触だ。

本目立てがされていない鋸を手にしたのは初めてだけど、昔は鍜治屋から小売店に渡されるのはこんな状態だったのだろう。本目立てがされていないとはいえ、歯の高さは綺麗に揃えられていて、左右への歯の振り分けも綺麗にできている。文字通り本目立てをすればすぐに使える状態で、狂いもない。

目立てはゆっくりやれば問題ないと思っていたけど、そう甘いものでもなくて(当然?)、やっぱりヤスリの角度を揃えるのが難しい。まあ自分のものなので失敗してもやり直せばいいだけなんで、ゆっくりやろう。

でも荒物なので歯が大きく、ヤスリはかけやすい。あとは天歯をつければ完成だ。そのあとは柄をつけなければいけないので完成はもう少し先になるけど、早くこの鋸で木を切ってみたいものだ。
タグ: 目立て
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鋸の柄を付けようと思ったら・・・ [道具]

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昨日は1尺6寸の窓鋸に柄を付けようと、3年ほど寝かしてある桐の木を出してきた。すっかり乾燥して太さも手ごろで丁度いいので、柄の長さと太さを考えてカットした。人によっては両手で柄を持って引けるように長くすることもあるようだけど、長い時間引くには両手の指を交差させて引く方が楽だし長すぎると邪魔になる。それよりも一般的には楕円の柄をつけるけど、普通に円状の方がいい気がする。できれば端に行くほど若干太くした方が楽に引けるかもしれない。

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ところがカットした桐の木は太さは十分なのに、中の空洞が大きくて太さの割に肉厚がない。これじゃあ鋸身を差し込んでも割れてしまうし、押さえが効かずに動いてしまう。穴が細いのはまだ乾いていないので使えないので、今回は作業中止。予定を変更してイチョウの木で作ることも考えてみよう。
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土佐の鋸 [道具]

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また土佐の鋸を手に入れてしまった。1尺6寸で9窓と窓が多いので、窓鋸にしては歯が案外細かいのかもしれない。サビはほとんどなくそのまま使えそうで、狂い取りは最小限ですむのは助かるが、目立てはやらなければいけない。もっとも今回はそれが目的で手に入れたんんだけど。

土佐に鋸鍛冶を伝えたのは尾立(おりゆう)団次と伝えられている(銘は「片団」)。今から170〜180年も前の話だ。当時の土佐の鍛冶は地域によって作るものが違っていて、鋸は山田島の片地に集まっていたことから、作り手の銘に「片」を付けたことが多かったという(村の鍛冶屋・平凡社による)。
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今自分の手元にある鋸は土佐のものと福島県会津のものが多い。古い土佐鋸の見た目の特徴は、黒打鋸と呼ばれる磨かれていない真黒な鋸で、銘には「片団」、「片百」などと打ってあるところ。この写真の鋸には「片百」とあるが、鋸身は普通の金属面で、おそらく使われている鋼も日立金属製のものだろうから古くても昭和中期からこちらと、それほど古いものではないはず。ちなみに現在の土佐鋸は普通に金属の地肌をしている。
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とはいえ、大阪記念博覧会という文字があるのでおおよその見当はつく。おそらくこれは大阪万博のことではなく、1925(大正14)年4月に大阪市の人口が200万人超となり、東京市を凌駕する世界第6位の大都市になったことを記念して開催された「大大阪記念博覧会」のことで、それを記念しているのだろう。

片百を名乗る鋸鍛冶は団次の弟子の文久元年(1861年)生まれの鍛冶が最初だが、その後も何人もの弟子たちにこの銘が受け継がれている。なのでこの鋸が何代目の手によるものかは不明なのは残念だが、尾立百何がしとあるので、土佐鋸の直系と言ってもいい生い立ちであることは間違いないだろう。
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この鋸はちょっと特徴的で、一番手前の歯(顎歯とも鬼切歯とも呼ばれる)が顎にならず、通常の歯の形を取っている。なので歯の最後の並びが8つではなく2つ多い10歯になる。鬼切歯は機能的には切断作業の際に刃体を誘導し、切り屑を排除する役割を持つが、尾立系統の鋸は少しでも歯の数を増やして能率を上げようとしたのかもしれない。

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この一番手前の歯が鬼切歯と呼ばれる形。山で使われる古い鋸は鬼切歯を付けることが慣わしだったが、これは山で起こる不思議なことへの畏怖の念がさせたもので、現在の鋸には付けられないことも多い。

ところでこの鋸はまだ柄も着けられておらず、おそらく本目立てもされていない、いわば商品になる前のもの。とはいえ、昔の鉋やノミなどの大工道具がそうであるように、古い道具は自分が使いやすいように刃を仕込んでから使う。鋸もかつては自分が仕事をする山の木の種類、環境(雪の中なのか、雪は降らないのかなど)に応じて、歯の形を変えていたはずだ。

最近は自分でも目立てをするようになり、時間さえかければある程度見られる歯(切れる歯)が付けられるような気がしてきたので、この鋸も思い切って自分で柄を着けて、目立てもじっくりと真剣にやってみようと思っている。
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カマ2本ゲット [道具]

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雪がだいぶ消えて喜んでいたら、早速雑草が伸びてきた。まだ雪が消え切っていないので草刈りはやらないけど、今まで使っていたカマよりも少し長めのカマが欲しくてヤフオクを徘徊。厚めのカマと薄めのカマの2本がセットになっているものを落札した。

値段はなんと1円。こんな値段だと終了間際に取り消されてしまうことも多いけど、今回はそのまま落札となった。そうなると「本当に使えるのかな?」と不安になるけど、写真の通りだとすれば問題なさそう。ちょっと不安もあるけど到着が楽しみ。
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