So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

少し進歩 [道具]

L9999084-checker.jpg

切り出しの切り刃。上が刃先、左が切っ先。水気が拭き取れていなくて切り刃がムラムラ

昨日も砥石の記事だったけど、今日は刃物の記事で。というのも、刃先の研ぎが1歩だけ進歩したように思うから。どうも刃先というのは薄くすれば(鋭角にする)繊細な切れになるとも言い切れないようで、鈍角でも刃線さえ直線で乱れがなければ繊細な刃先になるらしい。

数日前誕生日にもらったイカ割き包丁を研いで、髪の毛を1本切ったらいい感じだったので、今度は包丁で切るのではなく、髪の毛を刃先に当てて滑らせて切ってみた。今まではできなかったことだけどそれができた。

別の刃物でもできるのか、今日は切り出しを研いで試してみたら、やっぱり切ることができた。どうやら刃先の研ぎはまた1歩進歩したようで嬉しい。

熟練の度合いには「1万時間」という基準があるらしい。月日に直すと1年3ヶ月と11日。これは24時間休みなしの計算なので、実際に費やすことができるのは1日多くても5〜12時間くらいとすれば、2年半から6年くらいだろうか。そのくらいの努力をすれば一つの作業はまともにできるということらしい。

自分のことを振り返るとソコソコのレベルに達したものは自転車になるけど、確かに最低限のレベルに達するには本格的にトレーニングと呼べるものをやり始めて4〜5年はかかっているし、ある程度満足できる程度に走れるようになるにはさらに2年ほど必要だった気がするので、あながち的外れな時間でもないのかもしれない。

ところで刃物の研ぎの方は何時間くらいだろう。精々300時間くらい?ということから想像すると、後20年くらい経たないと満足な研ぎはできない感じ。先は長いぜ。
タグ:研ぎ
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

天然仕上げ砥石 [道具]

L9999083-checker.jpg


手持ちの天然仕上げ砥石の数々。見るからに同じようなものもあれば、同じ種類の砥石なのに全然違う色のものもある。ちなみに上段左から2番目以外は全部「巣板」と呼ばれる砥石。

どれも厚さが2センチもなく、小さくて、裏には削げ落ちた部分もあるので、正規の商品と比べるとかなり安いけど、砥石を整形したクズなので砥石自体の性能は高いものと変わらないもの、あるいはそれ以上と言えるものもある。

同じ種類の石でもそこは天然もの。同じような色や模様でも使い心地はだいぶ違う。と言ってもそれがわかるようになってきたのはつい最近のことで、これまでは違いがほとんどわからなかった。わかることがいいことなのかどうかは、その人によって違うんじゃないだろうか。

例えば先日話をした指物師は、「仕事の後に道具を研ぐし、仕事中にも研ぐ。とにかく仕事を中断するのが嫌だから、研ぎは早ければ早いほどいい」と話してくれた。場合によっては使いながら刃先が最高の状態になることもあるようだ。ということで使うのは合成ダイヤの砥石やいわゆるセラミック砥石を使っている。でも一度ノミを使わせてもらったことがあるけど、そこは当然プロの道具で、見事な刃先と切れだった。

ところで自分の場合はもちろんプロとは程遠く、対極に位置すると言ってもいい。なので使い心地が違い、刃物の仕上がりがそれぞれで違うことや、いちいち研いだ感じが違うことが楽しい。もちろん切れ味もそれぞれ違うけど、今のところは「確かに違うけど、まあ同じかな」って言っても間違いではない感じ。

それでも小さな砥石が思いがけなく気持ち良く研げて、研ぐのが楽しい感じがすることもあり、そんな時はその小さな砥石がとても貴重なものに思えてくる。実は仕上げ砥石で、綺麗に研げるけど、研いでいても全然楽しくない砥石も存在する。そんな砥石はなんというか、鎌や鉈を研ぐ実用品扱いになっている。まあ自分の持っている砥石は、すべて実用品なんだけど (^^;
タグ:研ぎ
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

重直のカンナ その2 [道具]

L9999069-checker.jpg

先日ヤフオクで重直のカンナを手に入れたことを書いたけど、そのカンナを時間がある時に少しづつ修正している。研いでいるとは言い難いのは、このカンナの形があまりに崩れていて刃先を研ぐまでに至らないから。

多分前に使っていた人が電動工具の類で刃先をつけようとしたのか、刃の両側(肩の部分)が斜めに落ちていて刃先が一直線にならない。おまけに刃先自体も裏から斜めに削れていて(両刃ふう?)カンナ刃自体の裏が出ない(平面にならない)。研いだ感じでは電動工具で焼きが入っている感じはしないのがまだ救いだけど・・・。

L9999071-checker.jpg

この写真の白く光っているところが平面の出ているところだけど、刃先はほとんど当たっていないし、カンナの両側(左右の辺)はまだ全然当たらない。ここの平面が出ないと、台に正確に歯が取り付けられない。

これでどうやってカンナを台に仕込んだのか不思議だけど、一緒に付いてきたカンナ台を見ると納得。とにかく今あるカンナに合わせて、着けばいいという感じに彫ってある。当然変な力が加わり、ヒビが入っている。刃物自体は悪くなさそうなんだけど、これじゃあ木は削れなかっただろうなぁ。使えるようになるまではまだ相当時間がかかりそうだ。
タグ: 研ぎ
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

砥石を頂いた [道具]

L9999058-checker.jpg

砥石や刃物の記事を書いていたら、使わない砥石があると送っていただいた。見れば荒砥、中砥、仕上げ砥の3種類で荒砥と中砥は未使用だし、仕上げ砥もほんの数回刃物を当てただけのよう。

荒砥も中砥も一番使うので、これはありがたい。おまけに中砥のキング1000番は今まで使っていた1000番が1ミリくらいの暑さになっていて、代わりが欲しかったところなのでグッドタイミング。お礼にはもう少ししたら出てくるはずのキノコを送ることにした。

ちょっと手持ちの刃物を研いで見たけど、これまでの1000番とは随分研ぎ味が違う。なんというか、今までの1000番に比べるともっときめ細かい感じ。それでいて砥泥が多くて、しっかりと食いつきながらも滑るようなスムースな研ぎ心地で、これはこれでいい砥石じゃないだろうか。もっと下ろす力がない砥石だと思っていたけど、ステンレスでも十分な研削力がある。

多分10年以上も売られているものは、それなりにいいところがあるので販売され続けるわけで、悪いはずはないと納得した。これは今後のメインになりそうだ。
タグ:研ぎ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

重直のカンナ [道具]

i-img600x450-1533643094ghur41111547.jpg

先日ヤフオクに重直と銘のあるカンナが出ていた。武蔵国東京の刀鍛冶・重直という銘の鍛冶が作ったものらしい。でも鎬には横にヒビが入り、研ぎは素人でももう少しまともに研ぐだろうというくらい酷い。使われている鉄もわからないし、そもそも重直なる鍛冶屋がどんな鍛冶なのかもわからない。

i-img600x450-15336430940zmsiz104457.jpg

でも1,000円だし、なんとなく銘もいわくありげ。こんな風にヒビが入るのは悪いものじゃないような気もして、東京の鍛冶屋ならそう腕の悪い奴もいないだろうと、少し遊べればいいかと入札してみた。あまりに酷い状態なのでライバルもやる気なしで、1,100円で落札できた。

そのカンナが今日手元に届いたのだが、道具としてはちょっと使い物にならない。まずは裏が当たらない、鎬には写真のようにヒビが入り、刃の角度もやたらと寝すぎている。刃先の線も直線ではなくカーブしている。裏金も平面が出ていない、台はもちろんヒビだらけ・・・とまぁ、値段相応の酷い状態。でも、台は割ってノミの柄にしたり、金槌の柄に流用すればOKなので問題なし。

L9999057t-checker.jpg

とりあえずはざっと裏出しをして、その後に裏の平面を出す裏押し。さらに鎬面の平面はもちろん出ていないので、角度を修正しつつ研いで見た。すると裏出しで叩いても地金が柔らかく、刃先も研ぎやすく、なんかいい感じ。

しかも荒砥で形を修正し、中砥と進むと鎬面にバームクーヘンのようなシマシマ模様が出てきた。これはもしかしたら何度もなんども叩いて作られたかなり古い鉄なんじゃないだろうか?鋼も薄く鍛接されていて、腕の良さが想像できる。それに研ぎ進めていくと、ひび割れに見えたのはただのサビのようで、研いでいればそのうちに消えてしまいそうだ。

カンナ刄はとてもいいものだけど、残念な部分もある。まず一番問題なのが、裏がグラインダーなどの電気工具で一部研がれたのか、両耳のところが多めに削れていて平面が出せない。

同様に裏から刃先2ミリだけを少し削ってある(いわゆる両刃のようになっている)ようで、これも修正するには時間がかかりそうだ。おそらく平面が出ないので刃が付かず、簡単に刃先だけつけようとしたのだろう。

でもまあとりあえずは重直という鍛冶屋にも興味が出てきたので、ちょっと調べてみたくなったし、時間がある時にもう少し丁寧に研いでみよう。

タグ: 研ぎ
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

いよいよ終わりかも [道具]

L9999053-checker.jpg

1月の22日のブログ(https://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2018-01-22)に砥石が薄くなったと書いたけど、その砥石がついに1ミリもなくなってしまい、四隅が割れ始めてしまった。でも片側はまだ2ミリほどあり、どうやら平面を出しながら使っていたけど、その平面が傾いていたようだ。

まあ素人が使い始めたわけで、それはしょうがない。次の砥石は平均して減るように頑張ってみよう。とはいえ、今しばらくはまだ使えるし、いよいよ使えなくなったら細かな破片にして部分的な研ぎに使えるので、まだまだ頑張ってもらうつもり。
タグ:砥石
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

天然砥石に迷う [道具]

奥殿天井巣板.jpg

刃物好きが高じて、海外のナイフや国内の刃物をいくつか使っていて、当然それらの刃物を研ぐために、これまた海外や国内の砥石がそれなりに手元にある。

まぁ綺麗な四角で肉厚のある砥石は高いので、もっぱらクズみたいな10センチほどの小さい砥石を手に入れている。というか、それしか手に入れられないんだけど(^^;

それはそれで身分相応で仕方ないけど、最近手に入れた砥石は京都の仕上げ砥石として有名な「奥殿の巣板」と区分けされるもの。安いので小さくて形はいびつだし傷はもちろん、筋も穴もあって流通する砥石としての価値はとても低いもの。

だけどこの砥石、今まで使っていた仕上げ砥石よりも繊細な刃が付けられる。それはいいことでもあるけど、今まで仕上げで使っていた砥石が「あれっ、こんなもんだっけ?」と感じてしまうし、実際切れ味がはっきり違い、「う〜ん」と唸っている。

例えばこれまで産毛を剃ると「プンッ」とか「ブツッ」と切れて産毛がピンピンと飛んでいたのに、さらに繊細な刃が付くと、今までよりも抵抗なく切れ込んでいるのか毛が音もなくはらりと落ちる。でもかみそりの切れ味はさらに上をいくはず。研ぎの道は果てしないかも。
nice!(2)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

包丁が届いた [道具]

L9998972-down.jpg

5月に自分の誕生祝いに相棒が買ってくれた包丁が届いた。一つづつ手打ちで作った刃物なので時間がかかるのは全然気にならないけど、手元に来るまではやっぱり待ち遠しい。

この和包丁は片刃で、作りは出刃包丁などと同じイカ割き包丁。大きさは刃渡り135ミリで果物ナイフ程度の小ぶりなもの。でも果物ナイフよりもずっと肉厚で、重量感もある。

初めての本格的な和包丁なので細かく作りや仕上げを見ていると、仕上げ方や研ぎ方などいろいろなことに気がつく。今までは考えもしなかったことが見えてきて、包丁研ぎのいいヒントになってくれる。

まっ、刃物はそんなウンチクよりも使ってナンボなので、この包丁も小さくなるまで大事にこき使いたいと思う。とりあえずはイワナを釣ってさばいてみようかな。切れ味は我が家では一番の繊細さだった。
nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

新しい砥石・研承斬(ざん)#400(追加・5月21日、9月6日) [道具]

kensyou-zan400.JPG

最近また砥石を買った。この砥石はビトリファイド製法のいわゆるセラミック砥石で、「研承(けんしょう)シリーズ」という荒砥から仕上砥までのシリーズの荒砥石で、特に研磨力を重視して素早い刃付が可能な「斬(ざん)#400」というもの。

荒砥石の場合、刃物がよく削れてくれるのはいいけど、砥石の方もすぐに平面が崩れてしまうものが多い。でもこの「研承シリーズ」は、研削力はあるのに砥石の面が狂いにくいらしい。それが魅力で手に入れたけど、使ってみると確かに変形が少ないようだ。

これまでだと、例えば「刃の黒幕」シリーズだと研削力は強いけど、「えっ、もうこんなに変形しているの?」っていうくらい砥石が削れるのが早い。でも「研承400」は結構厚みもあるし、確かに変形が少なく面が崩れてもわかりやすい。砥泥が少な目なのが影響しているのかもしれない。

また刃物を滑らせると黒い跡がはっきりつくので、刃物のどこが削れているのか判断しやすいのもいい。荒砥の割に傷が浅いのも仕上げが早くなり嬉しいところ。特別安いとはいえないけど高いわけじゃないし、もう少し番手が上の#1000も、今使っている別のブランドの砥石がなくなったら使ってみよう。


使用感の追加
この砥石、何度か使っているうちに良さがわかってきました。現時点で自分の未熟な知識と技術を前提にした場合、一番のメリットは研削力がありながら、砥面の狂いが少ないので刃先の正確な形が作りやすいこと。注意するのは研削力があるので削りすぎないこと。

荒砥はどうしても研削力に目が行きがちだけど、中砥、仕上げ砥と進んで刃先を整えるときに、一番大事なのは荒砥で正確な刃先の形ができていることだと思う。

荒砥で正確な刃先ができていないのを、中砥や仕上げ砥で形を修正することはできなくはないにしても手間がかかりすぎるし、砥石も減るのでもったいない。

この研承400は短時間である程度正確で微妙な刃先を形作る作業にはとても使いやすく、優れた砥石だと思う。これまでは「刃の黒幕#320ブルー」を使っていたけど、炭素鋼を使う限りは研削力も砥面の変形も少ない。他にもこんな砥石があるのかもしれないけど、経験も少ない早い時期にいい砥石に巡り会えたと思う。

追加2
およそ11か月間研承斬(ざん)#400400を使って、はじめとはまた違った印象もあるので、追加ということで。研削力が高く、荒砥としてはよほど大きな刃こぼれでない限り、とても使いやすいのは最初の印象通り。ただ変形が少ないと感じていたのは最初だけで、やはり斬#400も荒砥としてはそれなりに減りが早く、砥泥が少ないと感じていたけどかなり多い。最初に水をしっかり吸わせている影響もあるかもしれない。

まだそれほど頻繁に使っているとは言えないけど、およそ1/3が減った。頻繁ではないにしても1年近く使っているので、この程度で済んでいるのは変形が少ないとも言えるかもしれないが、使いながらも早め早めの平面出しが必要と感じる。ただ面の修正は今のところはキング1000番で共擦りしているけど、面出しが早いのは助かるし、他の天然砥石の面出しにもとても使いやすく、これは意外なメリット。次回も買いたいと今のところは思っている。
タグ:研ぎ
nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

荒砥石 [道具]

L9998868.jpg

趣味の刃物研ぎも好きでやっているうちはいいけど、近所のばあちゃんが持ってくる包丁や、仕事で使う刃物の研ぎとなるとちょっと荷が重くなってくる。何より困るのが、自分の刃物ならどんな形状になっているのかわかっているけど、他人の刃物は研いで見るまで刃物の癖がわからないこと。

曲がっていたり、肉厚がおかしかったりはまぁしょうがない。できる限り対処する。でも研ぎ方がめちゃくちゃで刃線が波打っていると、これはかなり手間がかかる。多分仕事で研いでいる人はそれなりに対応の仕方がわかっているんだろうけど、自分は素人の悲しさでとりあえず面を面とする作業から始まる。

ところがこれが結構大変。そこで大きな荒砥石を手に入れることにした。一番左は裏表で番手の違う砥石が貼り合わせてあったけど、黒い方がなくなってしまったもの。真ん中が黒い方は残っているけど、緑の方がかなり減ってしまったもの。そして右が今回手に入れた大きなもの。これなら研ぎの能率も上がるし、長持ちしてくれるだろう。
タグ:砥石
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

バースディプレゼント [道具]

ikasaki2.jpg

今年も早5月になった。5月といえば自分の誕生日で、今年も相棒がプレゼントをくれるという。早速包丁などの刃物を研ぐようになってからいつも頭の片隅にあった、中屋平治のイカ割き包丁をお願いした。

「中屋平治」は、茨城県水戸市にある刃物屋さん。屋号の「中屋」が表すように、元は福島県の白河より鋸鍛冶として水戸へ来て、現在は5代目が刃物屋を継いでいる。ノコギリももちろん手打ちで作っているが、今回は手打ちの本鍛造の片刃包丁をお願いした。釣り好きにもかかわらず、実はうちには魚をさばくための片刃包丁が一丁もなかったのだ。

出来上がりは2ヶ月先になりそうだけど、今から楽しみ。でも片刃の包丁は今まで研いだことがほとんどないので、練習しなければ。
nice!(1)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

京都の天然砥石 奥殿本巣板羽二重 [道具]

L9998838.jpg

今日、ヤフオクで入札した奥殿(おくど)本巣板羽二重という京都の砥石が手元に届いた。例によって1,000円程度で手に入れた厚さが6ミリもない小さいもので、普通はクズ扱いで商品にならないもの。でもこの模様、カラスとは違うのかな?よくわかりません。

ところでこの砥石、かなり研削力が高いのに粒子が細かくて微細な刃がつく。それに硬くて平面の維持力が高く、刃先が正確に出せるし研ぎながら何度も平面の修正をしなくても済むのが嬉しい。それにこれだけ硬いと6ミリとはいえ、使い切るまで4〜5年は楽しめそうだ。

一般的には研削力が強いのは粒子が粗いからよく削れるわけで、その場合は微細な刃先は仕上げ砥石でつけなければならないけど、この小さな砥石はよく削れるのに、仕上げ砥石のような刃先になるかなり珍しいタイプ。

砥泥はほとんど出ないのに水の中に刃物の粉末が混ざって見えてくる。他の砥石との顕著な違いは、研いでいると削れた金属の微細な黒い粉がすぐに酸化して茶色に変色するところ。上の写真でも砥石の下の方に溜まっているところはまだ黒いのに、上の方の薄い層になっている微細な研ぎ粉はカメラを持つ間に茶色くなっている。

昔から奥殿の巣板は最上の評価だったらしいけど、その片鱗が見えた感じがする。ただ今のところ鋼、地金にはとてもいいけど、ステンレス系の刃物には最高とは言い切れない感じもある。この辺はもう少し使い込んでみないと判断は難しい。

L9998839.jpg

砥石自体はあまりに薄いので使いにくいけど、他の砥石のように木の板に貼り付けると木が反ってきて砥石が割れてしまうので、今回は厚さ2.5センチほどの天然の石に貼り付けることにした。これなら反ることもないし、重さもあって安定する。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

カンナの刃でも毛が切れた [道具]

L9998805.jpg

最近は包丁や切り出しでは、髪の毛を持って断ち切ることができるようになったけど、カンナの刃ではこれまで全く切れなかった。今日は久しぶりに寸八のカンナを研いだついでに試してみたら、思いがけなくあっさり切ることができた。

使った砥石は京都、向ノ地町の赤ピンと呼ばれる当たりの硬いのもので、研いだ鉄の粉が微細なためにしばらくすると錆びて茶色く変色する。

見ての通り、まだ鎬から刃先までの部分も丸刃で、全然面が出ていないし、研ぎムラばかり目立つけど、かろうじて刃先だけは研げているみたい。でもノミやカンナは相変わらず持ち手が決まらずに研ぎが安定しないし、もちろん砥石に立つこともない。早くしっかり研げるようにならないと、刃物を使うことも躊躇しがちなので頑張らねば。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

使わない刃物 [道具]

L9998804s.jpg

最近また少し刃物の話題が出ているので、使わない刃物の紹介を。このナイフというか切り出しというか、小刀(こがたな)といえばいいのか、刃渡は8センチ程度の小さなもの。

この手の道具としては、昨年田舎からもらってきた母の形見の切り出しが2つあるので、あえてこの小さなナイフを使う理由もないし、繊細な刃先というなら切り出しの足元にも及ばない。もちろん髪の毛を断ち切る程度の刃はつく。

実はこの刃物、自分ではやはり「小刀」といいたい。その理由は詳しい人ならわかるけど、波紋が出ているのが見えるかもしれない。材質は玉鋼で、小さくともれっきとした刀鍛冶が鍛えた刃(やいば)であり刀だ。

ss.jpg

「玉鋼だから切れる」なんてことはなくて、切れ味だけなら現代のステンレス系ナイフの方がずっといいと思う。それに研ぎには神経を使う。まっ、ほとんど刃物としては使わないので、刃先を痛めることもなく滅多に研がないんだけど。

刃物コレクションは実用的なものだけ残して手放したのに、こんな非実用的な刃物をなぜ持つのかといえば、恥ずかしながら山に入るときなどの気持ちのよりどころ、お守りのつもりでもあるし、この世には「得体の知れないなにか」がいると思っている自分の、精神的なよりどころというわけ。

ただの刃物でもいいといえばいいんだけど、オートメーションで作られるよりは一つ一つ精魂込めて作られた刃物、できれば日本刀が魂のよりどころとしてはふさわしいけど、さすがに小刀(しょうとう)といえども日本刀はねぇ。見えたら捕まっちゃうし。(^^;
なのでしばらくは秋田の鍛冶屋がマタギのために鍛えたナタを持ち歩いていた。

いっときは折れた日本刀の切っ先でナイフを作ろうと思ったこともあるけど、切断した日本刀には神通力は期待できない気もして諦め、この小刀に落ち着いた。もっとも近くの山にはだいぶ慣れてきたので、最近はこのお守り刀はもっぱら引き出しにしまわれている。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

イノシシ用皮剥包丁 [道具]

L9998796.jpg

今日は休みだったので、いつも何かとお世話になっているシェフにお礼をしようと、このイノシシ用皮剥包丁(鋼入りの鍛造)に手を入れていた。実は片刄の小さなナイフは少し前にあげたけど、やっぱり片刄だと骨から肉を落とし難いらしい。

小さいもので刃わたりは9センチしかないけど皮を剥ぐには十分で、弧を描く両刃の刃先が使いやすい。まずは皮剥用に刃先を荒砥石で仕上げ、顎の部分(手元の角)の刃を丸くして、指を当てる背や柄に入る部分の角を落とした。

おまけに柄を短くして、代わりに重りをグリップエンドにつけてカウンターバランスとした。見てくれは悪いけど、思いの外良いバランスになった。

ついでに桐の木で鞘を作ってみた。気に入ってくれるといいけど、この刃物でどんどん鹿やイノシシをさばいてもらい、そのおこぼれがもらえたらとの魂胆は見え透いている?(^^;
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

砥石(中砥) [道具]

L9998793.jpg

手持ちの天然中砥


「最近の趣味は?」と聞かれたら、多分「刃物研ぎ」というかもしれない。以前は刃物の平面を出せずにいたけど、その点では少しだけ進歩したようだ。切り出しやカンナやノミは平面が出せればとりあえずは切れるようにはなる。でも基本的に平面がない包丁は今でも難しい。

研ぎの世界も多分「これでいい」という終点はなくて、どこまでいっても「より良い研ぎ」の世界があるのだろう。

不思議なのは、「仕上げ砥」を使う前の「中砥」仕上げでも、以前は全然できなかった、髪の毛を指で1本持って切る程度の刃は付けられること。新聞紙を切れば確かに切れ味は「仕上げ砥」とは微妙に違うけど、鋭利さだけが切れに繋がるわけじゃないみたい。

第一、中砥で研いだ刃先は目で見ても微かな荒れが何箇所か見られる。もしかしたら、その荒れがきっかけとなって髪の毛が切れているのかもしれない。もちろん新聞紙を切ったときに引っかかるほど大きな荒れではないけど。

以前と同じ砥石を使っているのに、鋭利な刃先になるのは実感できるけど、今の状態は多分「仕上げ砥」が使いこなせていないってことなんだろうし、研ぎの手が安定していないってことかもしれない。

いくつかある「仕上げ砥」も、今のところは表面的な仕上がりの違い以外はわからないし、いつか仕上げ砥が使いこなせたら、全く違う感触で切ることができるのかもしれない。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

すり鉢 [道具]

DSC_8740.JPG

刃物を研ぐのに直接は関係ないけど、あると便利な道具がすり鉢。これで薄くなった砥石を粉にして、刃物の表面を磨く磨き粉を作れる。幸いうちには京都の砥石山からもったクズの仕上げ砥石の残骸があるので、粉にする材料には困らない。

DSC_8741.JPG

何種類かの仕上げ砥石を混ぜて、自分なりの磨き粉ができれば、砥石で消すのは大変な細かな傷もムラも消しやすい。いちいち微細な傷を砥石で仕上げようとすれば時間が果てしなくかかるけど、磨き粉なら5分もあればできるし、何より砥石を減らさずにすむ。

本当はもっと肉厚で天然石でできたすり鉢が欲しかったけど、価格が見合わずに妥協したけど、しょっちゅう使うものでもないので割らないようにすれば用は足りそうだ。

ところで先日からの雪が思いの外多くて、昨日も今日も雪の始末に追われている。今年は楽だとはいえ、一晩で70センチ以上も積もって、日中も同じように降られると1日が雪かきで終わってしまう。まあ雪国の冬は本来こんなもんなんだろう。
タグ:砥石
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

砥石が薄くなった [道具]

DSC_8738.JPG

いつも使っている人造砥石が薄くなって残りが5ミリくらいになってきた。使い始めて1年くらいになるだろうか。この砥石は中砥と呼ばれる中位の荒さのもので、包丁から大工道具まで何でも使うので減りも早い。まだしばらくは使えるけど、どうもカンナやノミを研ぐのに力が入ると反りが出てしまい、使いにくいので板に貼り付けることにした。

天然砥石もいくつかあるけど、こちらはどちらかといえば仕上げに使うものが多いので、5ミリもあれば5年くらいはまちがいなく使えるはずだけど、そう考えると天然砥石に比べ安い人造砥石も案外と割高な道具かもしれない。

ところでこの砥石、貼り付けるときに表と裏を間違えてしまった。確かめて貼ったはずなのに最近こんなミスが多くて落ち込む。目が悪くなったこともあるけど、注意力が散漫になっているんだろうなあ、とほほ。

タグ:砥石
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

また切り出しが張り付いた [道具]

DSC_8736.JPG

昨年の11月に初めて切り出しが砥石に張り付いた経験をして、それがうれしくてブログに書いたけど(切り出しが砥石にくっついた!http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2017-11-17)、昨日使ってちょっと切れ止んだ感じがある切り出しの刃先だけ仕上げようと砥石に当てたら、また切り出しが砥石にくっついた。
DSC_8737.JPG

2度目なので今度は感激はない代わりに、「ちゃんと平面が出せればくっつくもんなんだ」と納得した。大工道具を研ぎ始めてまだあまり経験もないけど、少し自信が出てきたかも。

でも包丁は未だにうまく研げないどころか、どう研いだらいいのかわからなくなってきている自分がいる。自分の家の包丁だけではどうしたって経験値もなかなか上がらないので、いつになったらうまくなるのやら。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

金槌の柄を付ける [道具]

DSC_8733.JPG

今週はすっかりブログの更新をサボってしまった。というのも、自分のGRDが壊れたことは昨年書いたけど、相棒のGRDもいきなり動かなくなってしまい、写真が気軽に撮れなくなってしまったのでした。

で、それとは関係ないけど、今日は長いこと探していた金槌がヤフオクで見つかり(400円!)、それが届いたので柄を付けることにした。ものはそれなりだけど、とりあえずは使えるはず。

DSC_8734.JPG

この金槌ちょっと変わった頭の形をしている。というのもこれはノコギリの狂いを取るための道具の一つで、左右の長方形の打面(かまぼこ型)が同じ角度になっている。

なのでノコギリを左手に持ち、金床の上に斜めに置いたときに、この金槌は回転させるだけでノコ板の縦方向と横方向を使い分けて叩くことができる。

柄の入る部分をヤスリで整えて、柄は白橿を小刀を使って形を整え、仕上げにはクルミを潰して油を塗ってみた。狂いの出たノコギリがないので使い心地はまだわからないけど、古いノコは使えば多少なりとも狂いが出るので、そうなったら試してみよう。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

切り出しが砥石にくっついた! [道具]

L9998727.jpg

今日は切り出しの刃先をもう少しシャープにしようと、仕上げ砥石を幾つか出して髪の毛などを切りながら仕上げていたら、写真のように切り出しが砥石にくっつきました。

昨日もそんな感触があったので、今日はくっつけるつもりで研いだということもありますが、できるのはあと2年くらい先のことだろうと思っていたので、単純に嬉しいです。

これは砥石の面と刃物の面がお互いにピッタリと着いていることの証明で、刃物の平面が出ている証でもあります。砥ぎが少しは上達していると実感できるのは嬉しいです。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

包丁砥ぎ [道具]

DSC_8732.JPG

あ〜、窓枠が写って刃先がめちゃくちゃに見える(^^;


ナイフを使い始めて30年以上経つけど、包丁を真面目に研ぎ始めたのはこの半年くらい。一昨日、切り出しと包丁を砥いだときに、切り出しは髪の毛を指先に持って切ることができたので、包丁なら当然できると思っていたのに全然切れなかった。悔しいので今日は刃先だけを再度軽く仕上げてみたら、今度は問題なく切ることができた。

この包丁、昨日は相棒がいきなり「また研いだでしょう!」と言って驚いた。ちょこちょこ研いでいるので気がつかないと思ったけど、今回は刃先の形を微妙に調整したので差が出たようだ。「毎日使っていればわかるよ」なんて言うけど、相棒も結構敏感なところがあるみたい。

でも包丁の場合は刃先を薄くして切れるようにするだけなら簡単だけど、薄くすればすぐに刃先が潰れたり捲れたりするので、使う人やまな板に応じてある程度厚みを残さなければいけないので、そのバランスも難しいし面白いところ。
タグ:砥ぎ
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

明日はみぞれになりそう [道具]

L9998723.jpg

相変わらずシノギ面が平面に揃わない

昨年の初雪は11月24日だった。もちろんいきなり根雪になるなんてことはないけど、そろそろこちらも冬になりそうだ。

ところで最近の(でもないか)趣味の一つが刃物研ぎ。最初はカンナやノミを必要に迫られて研ぎ始めたけど、普段使いの包丁もちゃんと研ぎたくなってきた。

カンナやノミの刃先の平面がうまく出せないので、平面のない両刃の包丁でお茶を濁していたけど、いろいろ研いでいると両刃の包丁研ぎは結構カンナやノミに比べても奥が深いんじゃないかと思い始めた。

多分大工道具の刃物も奥が深いはずだけど、簡単だと思っていた包丁も、軽く切れて、刃持ちがよく、野菜でも肉でも魚でも切った時の抜けがよくて、くっつかないようにするのは思いの外難しい。

そんな感じでネットをさまよっていたら、「髪の毛1本を手で持って刃物で切る」のが切れの判断の一つにあったのでトライしてみた。生えていると産毛でも簡単にピンピンと飛んでいくけど、1本を持って切るのは難しい。

それでもこの切り出しでは指先から1.5センチほど離れた状態でなら切ることができた。包丁はもっと簡単かと思ったけど、指先ギリギリでも毛が動いて切れない。まだまだ切れる包丁には長い道のりのようだ。
タグ:砥ぎ
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

切り出しの鞘を作ってみた [道具]

L9998485.jpg


形見の切り出し、そのままだと持ち出すのに具合が良くないので、適当な木を使って鞘を作ってみた。ちゃんと柄の方も作ろうかと思ったけど金属そのままの刃物もいい感じなので、今回は厚めの皮を貼っただけ。

それでも薄い金属の板とはまた違った感触で、これはこれでいいかも。逆さにしても落ちないようにはしてあるけど、腰に下げるつもりはなくて紐は目印の代わりでかっこだけ。

刃先のしのぎ面はムラムラだけど一応の平面は出ていて、うちにある刃物では一番繊細な切れ味。まっ、切り出しなんで、だからどうしたって感じですけど。
タグ:切り出し
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

母の形見 [道具]

L9998481.jpg

先日東京の用事を済ませた後に、千葉の館山の田舎にある母の住んでいた小屋を見てきた。もう母が亡くなってから20年が過ぎ、この小さな畑と小屋に通うのは7つ上の姉くらい。

その姉もいい歳になってきたので、ここ1年半は手付かずだというから、山の中にある小屋までたどり着けるのか、小屋の中は動物の住処になっているんじゃないかと、心配しながら行ってきた。

畑は予想通り雑草とイノシシのせいでひどい有様。でも意外と小屋の中は荒れていなかった。とはいえ人が入らない家の痛みは早い。壁紙が剥がれ落ち、水を張っていたお風呂も風呂桶が乾燥して隙間ができたので、水が張れない。これを直すにはどうしたらいいんだろう?

ともかく壁紙を張り替えて、なんとかまた人が住めるようにはしたけど、お風呂は問題だなぁ。その帰りに母が盆栽の手入れに使っていた切り出しと、何に使ったのかわからないけどやっとこのような道具を見つけたのでもらってきた。

母の生前は近くに鍛冶屋もあり、切り出しややっとこはそこで作ってもらったものらしい。他にナタや斧もあったけど、これはお風呂が使えるようになればまだまだ働いてもらわねばならないので置いてきた。

鞘のない切り出しは盆栽の先生に特別に分けていただいたものらしく、大事にしているのを生前見せてもらったもらったことがある。どれも錆だらけで、切り出しは先が欠け、やっとこも先端が欠けていたけど、ヤスリで先を揃えたのでまだ使えそうだ。

切り出しは平面が出ていなくて、なかなか思うように刃がつけられないけど、使いながら形を整えつつ刃を付けて行こうと思う。多分この先一生かかっても使いきれないだろう。母の形見は何もなかったので、なんとなく気持ちが落ち着くような気がする。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

急がば回れ [道具]

L9998201.jpg

最近、夕方の一時を手持ちの刃物を研ぐ時間に当てている(正確には刃物を研がずに砥石を研いでいる)。刃物の研ぎで難しいのは刃先の平面(直線)を出すことだけど、それが思うようにいかない。横方向(刃物の幅)の平面はほぼ出せるのに、縦方向(刃物の厚み)が曲面になってしまう。

その理由は幾つか考えられるけど、基本的には砥石の平面が出せていないこと。長いことこの問題には自分では無理と目を背け、金盤を利用したり、ダイヤモンド砥石を使ったり、共摺りをしたり、安易な方法で逃げてきたが、それは一時しのぎに過ぎない。まともな刃をつけるには道具に頼らずに手でできるようにならなければ。

ところがいくら頑張ったつもりでも、ストレートゲージを当てると平面が出ていない。いい感じになっていても一度刃物を研げば崩れてしまう。なんとかしたいといろいろやってきたけど、ヒントがつかめかけてきた。

砥石の短辺方向は平面が出ているから、長辺方向の崩れを修正すればいいだけなんだけど、それができない。でもあれこれトライ&エラーを続けているうちに出口が見えてくるのは、経験を積み重ねなければ回答も見出せないという、当たり前の事実。「急がば回れ」はここでもセオリーのようだ。でもまだまだ先は長いなぁ。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ノミを研いでみた [道具]

L9998197.jpg

これもカンナと一緒にもらった、教材のノミ。鎬面がとにかくメチャククチャに乱れているので、一度に平面にしようと思うとやる気がなくなる。なので使いながら面を出せればと思い、まずは刃先を整えようと思いつつ研いでいる。

最近、刃先はそこそこ付けられるようになったと思ったけど、こうしてアップにしてみるとまだ全然刃先が平面になっていないのがバレバレ。(^^; でも初めて研いだ頃に比べると、少なくとも刃先が少し砥げるようになった気がするのは、自転車が速くなるのと同じような感じで、結構うれしいものがある。
タグ:砥ぎ
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

明治以前のイギリスで作られた橋梁鉄・・・の欠片 [道具]

鉄.JPG


刃物といえば、日本ではカンナでもノミでもナタでも包丁でも鋼が地金の先についているか、地金に鋼が挟まれている。これが当たり前と思っていると、どうやら地金がある刃物は日本固有のもので、他国ではほとんど全鋼が刃物の基本らしい。

でも刃物が全部鋼でできていると硬くていいかもしれないけど、研ぐのはえらいことになる。金属用のヤスリや動力のあるヤスリを使ってバリバリ研いで行くなら全鋼でも問題はないんだろうけど、日本の大工道具のような繊細な刃物はとても作れないんじゃないだろうか。

ところで鉄といえば錆びると思っていたら、純粋な鉄になるほど錆びないらしい。その理由は未だに解明されていないとはネットで見つけた。考えてみれば鋼は鉄に含まれる炭素(C)の量が1%前後で、その炭素量がわずかに多い方が硬い鋼になるが、炭素は水とも酸素とも結びつきやすわけで、研ぐところから錆びていく鋼はよく目にする光景でもある。

で、鉄を作る場合にコークスを使った現代の高炉製鉄における鉄は、炭をおこして作られた昔の鉄と違ってリンや硫黄などが非常に多くなってしまい、内部から鉄を朽ちさせる。ところが明治以前のイギリスで作られた橋梁鉄は製法の違いから炭素が限りなく少ないらしい。

上の写真はその橋梁鉄の短冊。大きさはおよそ100×25×13ミリくらい。炭素が少ない分柔らかい鉄だ。今回はたまたまネットで見つけて一つ手に入れてみた。何に使うかって?それはまあ・・・考えましょう。(^^;
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

金床の成形 [道具]

L9998195.jpg

今日は時間と気持ちに余裕があるので、前々からやりたかった金床の成形に手をつけた。この金床は以前にもブログに出したことがあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19)、鋸の歯を左右に振り分ける作業や、カンナの刃やノミの刃を細かく叩いて、鋼の部分を伸ばしたいときに使う。

そのときに刃先を当てて叩くには、金床が曲面のほうが刃物の裏に線でなく点で当たるので都合がいい。そこで長四角の短編を1つと、ついでにアサリ出しに使う長い辺の1つ、それに3つの角をトンカントンカンと鍛冶屋の真似事をしてひたすら叩いて曲面を作り上げることにした。
L9998196.jpg

時間はまあまあかかったけど、素人仕事にしてはそれなりに上手くいった。この金床は見ての通りレールの廃材だけど、一応は古いけど専用の商品。そのためなのか、丁寧にもレール材の焼きなましがしてあるようで、想像以上に柔らかい。

H鋼の金床もあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-05-30)、こちらは叩くとチンチンと叩いた反応もかなり硬い。でも刃物の修正にはカチカチの金床よりも軟鉄の方がいいので、これは嬉しい誤算。

今持っている道具は中古ばかりなので、手入れをするにもこうした作業をすることが多いので、今後も役立ってくれるだろう。早速ノミを一つと小さいカンナの刃を叩いて修正、思いの外上手くやることができた。

金床も台のない金属だけのものよりも、下に木の台があると当たりが柔らかくなって、音も小さいようだ。こうして手をかけていくとカンナやノミはもちろん、金床さえも自分だけの道具になっていく気がして、ますます愛着が湧いてくるのが楽しい。
タグ:金床
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

中砥 [道具]

L9998183.jpg

手持ちの中砥。全部仕上げの前に使う砥石でそれぞれ違いがある。カンナの薄削りなんて無理だけど結構この中砥だけで十分に切れる刃がつけられる。合成の中砥で研いだ後に天然中砥を使うことが多い。左上が天草の備水砥、下の左から岩手の夏屋砥、廃屋から拾ってきた、たぶん会津砥か新潟の五十嵐砥、小さい夏屋砥、会津の白虎砥(上下2本)、丹波青砥。研ぐ刃物のサイズで使う砥石を選んでます

砥石といえば今では職人さんも合成砥石を使うほどよくできているけど、趣味で刃物を使う人やごく一部の職人さんが好んで天然砥石を使っているらしい。

そんな天然砥石といえば仕上げに使う貴重な砥石が有名だけど、最近では大工道具や包丁とともに海外で高い評価がされているようだ。ヨーロッパでも砥石は一部の国で産出されるけど、やはり日本の多種多様の刃物には日本の砥石っていう気持ちがあるのかもしれないし、それほど各種の刃物に応じた砥石があるということなんだろう。

でものめりこめば面白い刃物や砥石だけど、自分のように木工をするわけでもない趣味人は中くらいの荒さの中砥があれば十分と最近わかってきた。もちろん包丁もカンナもほとんどは中砥で仕上げておしまい。手抜きともいうかも?

今は合成砥石の性能がすごくいいので、自分でも合成の中砥は同じものを2枚持っているけど、包丁やカンナ、ノミなどのハガネを研ぐ場合は天然の砥石を使うことがほとんど。合成砥石でももちろん砥げるけど、どうも削る力が強すぎて刃先が美しくない。ってことを言い出すところが趣味人なんだけど。

L9998184s.jpg

ムラが目立って見せられるような研ぎじゃないけど、もらった中学の教材カンナの歯。意外なことにストレートゲージで測ったら、平面が出ていた。最近ちょっとだけ研ぐのが上手くなったみたい(^^)

でも天然砥石は同じ銘柄でも一つづつ違うので、自分の気に入った砥石かどうかは使うまでわからない。それこそ1,000円の砥石が気にいることもあれば、50万の砥石でも気に入らないことがあり得るところが恐ろしい。だからこそのめり込んでしまう気持ちもわからないではない。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行